前回までのお話
引き渡し直前にバタバタする
転勤辞令(前話)を受けてバタバタしているところ、金銭消費貸借契約書、重要事項確認書、振込依頼書等が銀行から送られてきました。
契約書に連帯債務者の記名欄がありました。ここで気付きます。妻が働き始めた後、ペアローンや連帯債務の可能性って考えなかったな・・・ってガチで再検討しておけばよかったと後悔します(参照:マンション購入記 第16話 -引渡編- 後悔)。
しかし、時すでに遅し、です。
とりあえず、決裁日(住宅ローン融資実行日)を少し前に1日ずらしていたのですが、連絡しておらず旧決裁日が印字されて郵送されてきたので、修正した決裁日で送付してもらうように連絡します(すぐに連絡しないといけませんね・・・銀行さん、すみませんでした)。
そして書類の再到着。仲介業者さんから振込先を教えてもらって、振込依頼書に振込先、金額を記入。契約書にサインして実印を押印、印鑑証明書を添付等して返送します。
それから銀行指定の司法書士事務所に連絡をとって、司法書士事務手数料や登記代の見積書を待ち、書類を書きに司法書士事務所まで出向くことになります。
それから火災保険の中身(金額)の設定。あと、引き渡し前の最終確認のため、また物件を見に行きます。
住宅ローン実行日1ヶ月前に、これです。契約後はしばらく何もやることがなかったのに、急にバタバタです。しかも、何日か平日を潰して対応しなければなりません。仕事の繁忙日は避けたいところですね・・・仕事のやりくりが大変でした。
火災保険
銀行にローン契約書を提出して正式な物件情報が連携された後、火災保険会社から見積書が届きます(銀行指定の火災保険会社以外も考えましたが、他社とそんなに大差なさそうということで、手続きが少し楽になる銀行指定の火災保険にすることにしました)。
建物に対する保険金額、家財に対する保険金額、地震保険をつけるか、水災保険をつけるかどうか、このあたりを決めることになります。
見積書が届くまで全く予習しておらず、早めに勉強しておけばよかったです。
補償内容が我が家にマッチしているのか、全く分からず・・・
最初に思ったことが、分譲マンションの保険金額ってこんなに低いの?ということです(保険料でなく)。
FP関根さんが概要を説明されています。
専有部分のみに係るので、物件価格に比べると保険額はだいぶ低くなりますね。
それから、そもそも、保険会社が決める範囲でしか、建物の保険金額を決められませんでした。自分で上げようにも下げようにも限界がありました。
結局、固定資産台帳も確認して、当初見積額から少しだけ調整するに留めました。
家財保険は、一般的なアラフォー4人家族の保険金額をみると、思ったよりも高いなーというのが感想でして、それよりはだいぶ低く設定しました。災害に見舞われて、この程度あれば一式揃えられる程度の金額ですね。そんなに家具がないし、家財を100%復活させなくてもいいかな、と思ったからですね。
それから、地震保険は、火災保険の保険金額の半額まで保険金額を設定できるのですが、見積書でそうなっていましたし、ここはその通りに火災保険の半額を設定しました。
水災保険は、火災保険会社のデフォルトで2F以上のマンションには見積に入れないそうでしたし、確かに必要なさそうなので、なしとしました。
また、個人賠償保障の特約は、自転車の事故とか、けっこう使えそうで付けました。コストパフォーマンスもよさそうです。前述のFP関根さんも別の動画で薦められていましたね。
司法書士事務所で抵当権設定契約書等を作成
火災保険の設定をして、引き渡し前の物件最終確認(売主さんの引っ越し作業が進んでいる・・・)。それから、抵当権設定契約書等の書類作成のため、司法書士事務所に行きます。
司法書士事務所に持っていく書類もけっこう多いです。賃貸借契約書(現居)、印鑑証明書、実印、現居住民票、本人確認書類(運転免許証)、それから社宅だったので社宅証明書(こんなもの我が社は出していない!と言われ、社宅が決まったときの通知書のようなものを持っていきました)。ちなみに、マンションを買ったことを会社に知られたら転勤になると恐れていたので(結局、会社に何も言っていないのに転勤になりましたが(笑):参照 マンション購入記 第17話)、会社の書類を担当部署に確認するのが一番嫌でした。
やたら、司法書士事務所でハンコを押しましたね・・・どんな書類に押していたのか、今はっきりと思い出せないのですが、、、そこはプロなので、完璧に必要な書類は準備してくれていたようでした。多分、ここは言われた通りにすればいいだけ・・・のはず!
記憶にある限りでは、文面を読む限りやたら責任を負わされているようで、いい気分はしませんでしたね(笑)。まぁ、住宅ローンでマンションを買うということは、そういうことです。ちゃんと、返済しましょう!
ローン融資実行
そしてようやくローン融資実行日!決裁日です。
仲介業者さんの店舗に、買主、売主、司法書士、仲介業者一同が揃います。
司法書士が書類を確認して、銀行に連絡します。
で、融資実行!
スマホで自分の口座をすぐに確認します(便利ですね)。
しゃーーーーー!!!
一瞬だけど、しゃーーーーー!!!
すごい金額になったわ!!!・・・・・・・一瞬ね。
まぁ、話には聞いていましたけど、本当に自分の口座に物件価格(事務手数料を引いて)まるまる振り込まれます。
すっごい!(語彙)
当然、事前に送付していた振込依頼書の通り、瞬く間に売主さんや仲介業者さんの口座に振り込まれていきます。
その後、その場でスマホから司法書士事務所へ料金を振り込みます。
振込先をまとめると・・・
- 振込先①(売主融資先分(残ローン分))
- 振込先②(売主残り分(残代金(物件)、固定資産税精算、管理費精算))
- 振込先③(仲介手数料残金)
- 振込先④(司法書士手数料、登記代等(所有権移転、抵当権設定、登記簿閲覧、登記事項証明書、住宅家屋証明書))
↑①~③は、振込依頼書を銀行に出していたので、融資実行後、一瞬で振り込まれ、④は手動でやりました。
契約書の段階で分かっていましたが、売主さんの残ローン分が少なくて、少なくて・・・そのくらいになれば、気楽だろうになぁ、と内心思いながら、スマホに表示される自分の口座履歴を眺めていました。
うらやま!こっちは、まだまだローンがもりもり!
でも夢ももりもりだぜぇ!
そして、いよいよ鍵を売主さんからいただきます。
その足で、物件に向かって何もない部屋で一人余韻に浸ります。
そして、これから長い長いローン旅。
ですが、不思議と、奨学金の返済が始まったときよりも気持ちがよいです。なぜでしょう? 返済が楽しみにさえ思えます。
いずれにしましても、多くの方のお陰で無事にここまで辿り着けたと思います!皆様に感謝です!ありがとうございました!
それにしても、マンション購入記を書き始めてみたら思った以上に長くなってしまいましたので、次は、簡潔に少し振り返ってみたいと思います。
続く。